サイドジェット

SIDE JET 旋回ノズル

SIDE JET:第3工程

管に開けられた集水のための穴の外側に適度な隙間をつくり地下水の流入を促すことが目的です。
集水の穴は、管内四方に点在するため噴射口が水圧で回転する「旋回ノズル」を使用しています。

この第3工程は、全ての土質に対して効果があるわけではありません。

中粒程度までの礫混じり粘性土では、洗浄後に回復した湧水の吐出量がしばらく継続することから、この効果が認められますが

シルト層や砂質層は粒径が小さく、凝灰質等は膨張するため、必要以上の水の散布は余分な土砂の流入を招く結果となります。
礫層の小砂を洗い流すと礫間が詰まり、流動と土圧により管が破断・断裂します。

理論的ではなく現実的に、その場所の土質や管内からの流出物に応じて、実施の可否を決めるべき工程です。

第4工程の提言もありますが、使用する水の量が増えます。「地すべり」の地に、必要以上の水まきは本末転倒でしょう。

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